ホーム > むし歯治療

むし歯治療

むし歯治療

虫歯の場合は、例えば、虫歯を削ってもらって、詰め物をしたのに、また虫歯ができてやりかえなくてはならなくなった、 つめものがとれてしまった、痛みが出た、などでしょうか。「虫歯が新たに生じたこと」がやりかえの原因ならば、 患者さんの普段の歯磨きに問題があったことは否めないでしょう。

ただ、治療が快感で何度でもやりたいなんて人は聞いたことがありません。ではどうすべきでしょうか?
虫歯の場合にはきちんと治療してもらうことと、 同時に虫歯を作ったのはもともと自分の歯磨きに足りないところがあったためですから、歯磨きの仕方を改善し、 きちんと実行できているか少なくとも一定期間チェックをしてもらうべきです。

そうして初めて問題の解決になりえます。 虫歯だけを治療しても、虫歯を作ってしまうような歯磨きの仕方を正さない限りはまた数年で虫歯ができて治療を要するようになるのは当然なのです。 では良い治療を受けるにはどうしたらよいでしょうか?

患者さん自身に、よい虫歯の治療であるかどうかを見分けるポイントをあげるとすれば・・・

1. 治療にはある程度時間をかけてもらった方がよい
未熟なために手際が悪くて時間がかかるのではなく、 精密に口の中でミクロ単位の治療を行うには丁寧にやればやるほど、熟練医であっても本来は、ある程度時間がかかるものなのです。
この点で良い治療は、長くもつ良い家を作るのと似ています。工期を短縮していい家ができることはないのです。費用も建築物と似ていますが、 よい家をつくる職人の工賃が落とせないように、長く持ついい歯をつくりたいならば、かけられるならばですが、費用はかけた方がよいです。
歯についても、安くて質もよいというものはないのです。
2. 治療前の状態の写真と、治療後の状態の写真
それは、[拡大されたカラー写真とレントゲン写真]を並べて見せてくれること。
これをあえて言うのは、対象が口の中の小さな歯のため、本人で確認しにくいからです。また実際にどのように改善したのか確認させてもらう必要があります。
見た目にも改善していないようでは長くいい状態を維持できるわけがありません。これが出せないようではどのような治療がなされているのかわかりません。
3. 今後生じうる可能性のある問題やその時の対処についての説明があること
治療は最善の状態で行われたとしても、完全はありません。 完全とは治療前の健康な状態こそ完全なのです。最善の治療が行われたとしても、人工物ですから、口腔内という熾烈な環境では、 壊れたりはずれたりすることも起きるかもしれないのです。
よいことばかり言う歯科医師は用心した方がよいでしょう。
4. セルフケアの改善の必要性と実践方法をくどいくらいに強調する
これこそが最も大切なことです。セルフケア(普段の歯磨き)はわずらわしいものです。
しかしこれをしないで口の中の健康は維持できない以上やるしかありません。
治療をすればするほど儲かるシステムの中で、 予防法をしっかり習得させる歯科医師は、いわば自らの売り上げを犠牲にしても患者さんの口腔内の改善を目指しているという、いわば「真の歯科医師」であると思います。

患者さんにしてみれば、「早くて痛くない」「すぐ終わる」のがいい歯医者の条件かもしれませんし、治療は快適に受けられるに越したことはありません。 しかし、最も大事な、「長くいい状態を維持するような治療」とはむしろ、決して「早くはない」ことが多いと考えています。