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歯周病

歯周病(歯槽膿漏)について


「歯周病(ししゅびょう Periodontitsペリオドンタイテイス)  
・歯がぐらぐらする。
・歯肉から出血する。
・歯肉が腫れて化膿している。
・膿が出る。
・歯が浮いた感じがする。
・咬んだときに違和感がある。

など様々な自覚症状として認識される、歯の周囲の感染症です。

関連用語:歯肉炎、親知らず周囲炎、根尖性歯周炎、インプラント周囲炎)

歯周病の治療(問題解決、進行予防)ということにおいては、歯科医師の治療や技量よりは、患者さんの日々の歯磨きの方が大きく関わっています。
もちろん、歯槽膿漏で悪くなった方に対して、その原因や悪くする因子、などの説明や、生活指導、歯磨き指導、適切な治療の選択と実践などは歯科医師の力量の問題です。 しかし、歯科医師や衛生士だけが頑張っても患者さんにやってもらうべきことをやってもらわなければ、効果はゼロに等しいでしょう。
その意味で患者さん本人の努力が治療の成功に大きく関わっているといえます。

歯槽膿漏の場合は、歯科衛生士さん、歯科医師、患者さんの3人が 同じ目的に向かって努力して初めて治療の成功が得られるものです。しかもいい状態を維持したい、という患者さんの熱意と努力が最も大きいウェートを占めているといえます。
また、歯槽膿漏には、ハイリスクの方とそうでもない方ではっきりわかれます。ハイリスクの方は、食生活を含めライフスタイルの改善を必要とするでしょう。 簡単ではないです。しかし歯を直したい、残っている歯をいい状態で長く使いたいという熱意があれば、きっとうまくいくでしょう。

又、患者さん本人の歯磨きの質がともなわないならば、早々に問題が再燃します。定期的に通っても患者さん自身の歯磨きについて、 指導がないならば意味はないでしょう。定期的に通い、クリニックにいる時だけ口の中がきれいになったところで、クリニック以外の日常が99%ですから、 1%どれだけきれいにしたところで、99%の方の質の方で病状は左右されるわけです。

本人の歯磨きの質をよくすることと、 もっといえば患者さん自身に「歯は自分で大切にしなくてはいけないと思ってもらうこと」、あと、「歯磨きがしやすい環境に整えること」、これが歯科医師の仕事です。
先ほどのように定期的にクリーニングをすることよりは、患者さん自身に歯磨きの仕方をしつこく教えてくれることの方がずっと意味があることです。 口腔内のセルフケアの徹底と身体全体のアンチエイジング(抗加齢)ということがキーになります。

歯軋りについて:きれいに磨けていても歯軋りとライフスタイル(不規則な睡眠・食事)のために進行していく場合もあります。 歯軋りの改善は無意識のことのために非常に難しいのは確かです。
睡眠中に勝手にすることをコントロールすることだからです。しかし、歯軋りにもいくつか効果の期待できることはあります。 まずは、歯列の乱れや、かみ合わせに問題がないことを診査します。明らかな問題が見つかればまずその噛み合わせの治療をすることです。

かみ合わせには生理的な許容範囲があります。全身とのバランス、咬合診査など、いろいろと診査して、情報を集めてから治療を決定します。 一方歯軋りはストレスの開放になっているとされています。そこで効果があるのが自律訓練法です。 歯軋りをしないでリラックスして睡眠するというイメージングをすることと、普段、日中にもなるべくかみしめないように注意するのです。

ストレスマネージメントも必要です。基本的には、寝る前10分でも全身をストレッチしたり自律訓練法をすることが深い睡眠を促し、歯軋り予防に効果があります。 また寝るときにマウスピースをつけてもらうこともあります。歯軋り自体は、自覚がまず第一歩です。
その上で本人の自律訓練が効果を左右します。 歯軋りをしていても問題の生じない方ももちろんいます。しかし長い目で見れば歯だけでなく、顎の関節なども悪くしていく歯軋りは馬鹿にできない問題です。